妊娠中のむくみを改善するのは、なかな難しいと感じている人も少なくないでしょう。
女性は妊娠をしていない状態でも、もともととてもむくみやすい場合が多く、特に立ち仕事や姿勢が変わらないデスクワークなどでは下半身や足がむくみやすくなります。
そして妊娠中においてはさらにむくみやすくなります。今回は妊娠中でもむくみをしっかり改善できる食べ物を紹介していきたいと思います。
妊娠中にむくむ原因
妊娠中にどうしてむくみやすくなるのでしょうか?
妊娠中は母体から、胎児へ酸素や栄養素を送るために「妊婦の血液量」が増え、妊娠中には普段の1.5倍ほどの血液量にもなるとされています。
赤血球や白血球などの量はあまり増加しませんので、妊娠中の血液濃度は薄い状態といえます。
この薄い血液が体内を巡る際に母体はバランスを取るのですが、その影響で妊婦さんがむくみやすくなることが多くなります。
妊婦のむくみはいつから始まる?
妊娠するとむくみやすい人の場合はとても早い段階からむくみ始めます。
妊娠後期に入るとほとんどの妊婦さんがむくみを感じます。
妊娠後期には体重の増加もMAXになりますが、実は体重が増加している原因は体内に水分が溜まってしまうことでのむくみが原因かもしれません。
足の甲やスネをぎゅーっと強く10秒ほど押してみて、戻りが悪かったり窪んだ状態のままの場合はむくみの改善が必要です。
妊婦のむくみにおすすめの食材(食べ物)10選
妊娠中に手や足、顔までもひどくむくみんでしまって悩む妊婦さんも多いですがよね。
妊娠中にはお薬以外でのむくみの改善が必要です。
妊娠中にむくみを改善するには、利尿効果のある食材や、水分を排出させる効果のあるカリウムを豊富に含んだ食材を積極的に食べましょう!
そして「むくみの改善」以外にも赤ちゃんにもプラスになる効食べ物だとなお嬉しいですよね。
カリウムと栄養が豊富「アボカド」
女性が大好きなアボカドにはむくみを改善することができるカリウムが豊富に含まれていますが、栄養価もとても高いので妊娠中におすすめの食材です。
カロリーが少し高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
利尿作用が高い「きゅうり」
キュウリには利尿作用を高める効果があるので、おしっことして水分を排出させる効果があります。また、血管を広げて血液がスムーズに流れるサポートも。
きゅうりの栄養素と効果”妊娠中にキュウリを食べてはいけないと言われる理由”
カリウムが豊富な「スイカ」
スイカはほとんどが水分ですが、カリウムの含有量はとても高く、利尿作用も◎!
アミノ酸シトルリンも豊富なので血管を拡げて血行を促進する効果も。体に水分を貯めこむのを予防します。
カリウムと栄養素が豊富「バナナ」
バナナは体内の水分を排出させるカリウムがとても豊富です。妊娠中にはとくに摂取したい「カリウム、マグネシウム、ビタミンB群」などがとても豊富に含まれているので妊娠中におすすめの果物です。
水分を排出させる「わかめ」「昆布」
わかめや昆布にも、体内に溜まってしまった水分を排出させる効果のある「カリウム」がとても豊富に含まれていますので妊娠中にむくみにはおすすめです。
ただし甲状腺の数値が高い人にはおすすめできません。
栄養の宝庫!「キウイフルーツ」
キウイは2種類ありますが特にゴールドキウイにはカリウムが豊富に含まれています。
また、妊婦におすすめの栄養素が豊富に含まれています。
ポリフェノールや葉酸、ビタミンCや便秘の改善にも効果的な食物繊維も豊富!ぜひ妊娠中には摂取したい果物ですね。
カリウムがとても豊富!「枝豆」
体内に溜まりむくみを引き起こしている余分な水分&塩分を排出させるカリウムがとても豊富!利尿作用を促して、むくみの防止&解消に有効です。
妊娠中のむくみを起こさない方法
妊娠中にむくみを起こさないようにするには第一に塩分量に気をつけた食事をすることです。
妊婦に限ったことではありませんが、妊娠中は特に塩分の取りすぎには注意しましょう。
塩分の取りすぎは速攻でむくみの症状が現れる他にも、「妊娠高血圧症候群」という病気になる可能性も考えられます。
なるべく塩分を控えた食事をしたり、カリウムの多い食事やサプリメントなどでのカリウムやビタミンE、B群などの補充もおすすめです。
大人一人の1日あたりの食塩摂取量目安は10g以下です。そのため妊婦さんの塩分の摂取量は1日6~7g以下が望ましいです。
妊娠高血圧症候群になってしまった場合はさらに塩分を控えた生活をする必要があります。